ブリス プロスペック
最上級の性能を誇る業務用ガラス繊維系コーティング剤。従来のガラス繊維系コーティングより厚いコーティング膜厚を確保します。ブリス裏技プロセットには、60mlサイズが含まれています。
※単品での販売は行っていません。ご了承ください。
このページの内容
業務用ガラス繊維系コーティング プロスペック施工方法
1. 洗車して乾拭きを行った乾燥状態の車両に液剤を付属のスポンジで全体的に塗ります。
- 付属のスポンジを一度濡らしてから絞った状態で塗り延ばして下さい。
- 塗りムラが発生しないように全体にまんべんなく塗って下さい。
- ガラス繊維系コーティング成分が多く含有しておりますのでかなりよく振って攪拌してからご使用下さい。
- 作業時の傷付着防止のためクッション剤として粉状の成分も含有しております。コーティング被膜の形成に影響はございませんのでそのまま延ばして下さい。
2. 20~30分乾燥放置してプロスペックのコーティング被膜を定着させます。
- 乾燥時間が長いと拭き落としにくくなります。拭き落としにくい場合は、水でボディを流しながら極細繊維クロスで拭き取り作業を行って下さい。
3. 余剰成分を拭き取り綺麗に仕上げます。
- 拭き取りには濡らしてから固く絞ったマイクロファイバークロスを使用して下さい。
- 余剰成分が多いので拭きムラが発生します。遠目で見ながら拭きムラを綺麗に落として下さい。
- 付属のクロスの他「ゴールドクロス」を使用することで仕上がりが良くなります。
- 「プロスペック」施工後1週間経過しましたら「ブリス」「ブリスX」「ブリスNEO」等を上に施工することで「プロスペック」のコーティング被膜を保護しコーティング剤の光沢を最大限に発揮することができます。
以降は定期的に「ブリス」「ブリスX」「ブリスNEO」を施工することで光沢・保護効果を維持できます。
無機硬化型コーティングだけではボディを綺麗に保てない
施工店で使用されていた無機硬化型コーティング剤が使いやすくなり、個人向けにも市販されだしました。
BC-308のような無機硬化型のコーティングは厚みがありますので、塗装面のスポットや傷を埋めたり等の塗装保護することに関して高い効果を発揮するのですが、単純にクリア塗装厚が上がることになりますので雨ジミやウォータースポットは通常のクリア塗装面と同様に発生します。
また硬度がプロスペックに比べ低くなることから、こすり傷等も付きやすくなります。無機硬化型コーティングのみでのボディ保護はお奨めできません。
屋内駐車、雨天未使用車であれば問題ないのでしょうが通常利用している車両は雨にあたることもありますし、こまめな洗車も必要となります。無機硬化型コーティングを使用して塗装補修する場合は、完全硬化後に「プロスペック」を使用して表面保護を行って下さい。
上の画像は無機硬化型のコーティングと「ブリスプロスペック」を施工したボンネットを1週間屋外に放置してから洗車し経過を観察したところです。無機硬化型コーティングだけでは雨ジミやウォータースポットが発生していることがわかります。
せっかく時間をかけてコーティングしてもこれでは綺麗に維持していくのが難しくなってしまいます。屋外駐車の場合は無機硬化型コーティングのみでのボディ保護はできませんので完全硬化後に「ブリスプロスペック」にて表面を保護し雨ジミの残らない状態を作り上げましょう。
無機硬化型コーティングは傷つきやすい
車両ボディ表面の硬さと平滑性が高くなることで光沢や保護性能が上がることは容易に想像がつく事でしょう。ボディ表面を硬くすることで傷つきにくくなるだけではなく光沢感も透明度が高く硬質な鋭い光沢に変化していきます。
「B.EBA」シリーズは本物の光沢と保護を求める方のためにテストを繰り返し業界トップクラスの光沢と最上級のボディ状態を作り出すための液剤をラインナップしております。ここでブリスジャパンカンパニーが提唱する「本物の光沢」「本物の保護」を追求するためのテストデータをご覧下さい。
まず摩擦磨耗試験機(右動画)を使用して自動車ボディ表面の摩擦抵抗や磨耗具合を測定してみます。
自動車ボディ塗装面に垂直加重1000gfのセラミック球圧子を接触させ20mm/sで水平方向にこすりつけてどれくらい抵抗するか(硬さや磨耗具合)を計測していきます。
何も塗っていない新車のボディ塗装面は+400~-800gfの抵抗力(傷つきやすさ)があります。
これに無機硬化型コーティングを塗って計測してみると±900gfと磨耗具合が大きくなってしまいます。無機硬化型コーティングは被膜に厚みがあるのですが硬度が低いので何も塗っていない状態よりも摩擦に弱くなってしまい洗車を続けていくことで曇りやくすみを感じるレベルになってしまいます。しかしながらすでに洗車傷がついていたり酸化してしまった塗装面の保護や傷埋めには研磨しなくても良い簡単にできる最適な補修作業と言えます。
次に自動車ボディに「ブリス プロスペック」を塗った数値を計測してみますと±200gf以下の結果を計測できます。(硬度約9H)何も塗っていない自動車ボディより大幅に低い数値ですので洗車傷も付きにくくなります。「ブリス プロスペック」は、無機硬化型コーティングほどの厚みはありませんが、驚異的な硬度と透明度を出すことができます。
無機硬化型コーティングの短所である「硬度の低さ」を「透明度と硬度が高いブリス プロスペック」でコーティングすることでお互いの長所がクローズアップされ、傷つきにくいボディと透明度の高い光沢に調整することができます。無機硬化型コート「BC-001」「BC-308」の完全硬化後に「プロスペック」を上塗りすることで最上級の光沢と保護状態を長期間維持することができます。
プロスペックで表面保護し硬質なボディを作る
何も塗っていない自動車ボディ塗装面に圧子をこすりつけた場合
前項でセラミック球圧子をこすりつけ磨耗した部分を拡大して見てみましょう。
何も塗っていない状態の自動車ボディは、圧子をこすりつけた部分に上の拡大図のようにざらつきや傷(磨耗)が発生します。長期間このボディ塗装面をを使用していくうちにウォータースポットや鉄粉がついたり洗車をすることにより微量なレベルで洗車傷がついて蓄積していきます。
「B.EBA」シリーズでは、この塗装面をいかに長期間、綺麗に保護できるか、またいかに光沢を発揮させるかを考えて開発を進めていきました。
究極の光沢のため、まず自動車ボディの平滑度と硬度を、この状態から限界まで高める方法を考察していきます。
上図の平滑度計測は「何も塗っていない自動車ボディの圧子接触部分」の平滑度は平均2.25μm(Rz=10点平均粗さ)となっております。しかしこれはミクロレベルで部分的に計測した物ですので、実際に使用している車両では光に当たると気になるクモの巣状の洗車傷がもっと深く入っているケースのほうが多いです。
これを平滑にするためには、コンパウンドによる研磨作業で平滑性を整えるか、厚みのある無機硬化型のコーティング剤での傷埋め作業が必要となります。※もちろん研磨してから無機硬化型のコーティングと両方施工するほうが綺麗に仕上がります。
無機硬化型コーティング BC-308 施工をした塗装面に圧子をこすりつけた場合
無機硬化型コーティングBC-308を施工したパネルの圧子接触部拡大図を見てみましょう。
施工店等でも愛用されてきた無機硬化型のコーティング剤は膜厚が高く効果期間も約3年と長いため酸化してしまった塗装を保護したりボディの傷を埋め平滑度を高めるには大変効果的な作業ですが硬度が低く洗車傷が残りやすく曇りやすい状態になってしまいます。
無機硬化型のコーティング剤を塗ってから圧子の接触していた部分を測定しますと平均1.96μm(Rz=10点平均粗さ)になりますが粗さは何も塗っていない状態の塗装面に比べて目立つようになってしまいます。しかしながら酸化した塗装面を保護するには必要な作業となります。
自動車塗装の寿命は使用状況により変動しますがおおよそ10年と言われています。
無機硬化型コーティングを施工することで酸化を抑制し格段に塗装寿命を延ばすことができます。無機硬化型コーティング剤の最大のメリットは膜厚の厚さによる傷埋め・塗装保護補修効果と効果期間の長さです。塗装が経年劣化で酸化してしまった(酸化しやすい)車両の塗装補修や洗車傷の多い車両の傷埋めが必要な場合に施工しましょう。
ブリス プロスペック施工をした塗装面に圧子をこすりつけた場合
次に「ブリス プロスペック」の検査数値を見てみましょう。
平均0.37μm(Rz=10点平均粗さ)と桁違いの摩擦に対する強さを記録しているのがわかります。セラミック圧子に加重をかけてこすりつけてもほとんど傷が入らないような理想のボディ硬度になっています。「ブリス プロスペック」のコーティング膜厚は無機硬化型コーティング「BC-001.BC-308」に比べ薄いので傷埋めにはあまり向いていませんが平滑度や耐摩擦係数が高く最上級の傷つきにくい光沢被膜を形成します。(効果期間は約1年半です)
このテスト結果からも洗車傷のつきにくい強固なボディ状態にするにはトップコート(一番最後に使用するコーティング剤)は「プロスペック」が適していることがわかります。無機硬化型コーティングの上に「ブリス プロスペック」を施工することで下のコーティング被膜を保護できるので傷つきにくく硬質に輝くボディを作り上げることができます。
酸化補修の必要のないボディであれば、下地処理クリーナー「リセット」で軽く研磨し下地を整えて「プロスペック」を施工するだけで十分な光沢と保護効果を得られます。
※「ブリス プロスペック」は、無機硬化型コーティングをしていないボディに施工したり、施工店で施工した無機コーティングや市販されている他社の無機コーティングの上にも施工できます。
摩擦が低く滑るボディは汚れがつきにくく傷がつかない!定期メンテナンスの重要性
何も塗ってないボディ塗装表面の摩擦係数
自動車ボディの摩擦係数の重要性は、あまり注目されませんが摩擦が低く表面が滑りやすいボディは汚れがつきにくくなり、また汚れがついても落としやすくなります。
摩擦が高いと洗車時にスポンジやクロスでこすることで付いてしまうミクロレベルの繊細傷が多く残り艶落ちが発生し光沢感が落ちてしまいます。ボディ表面の摩擦を低く傷つきにくいボディ状態を保つことが長期間、光沢を維持していくことにつながっていくのです。
何も塗っていない自動車ボディの塗装表面の摩擦係数は計測100回あたり約0.44μkです。この数値よりも低い状態に持っていくことがボディの保護・光沢の維持につながります。
無機硬化型コーティング BC-308 摩擦係数
まず無機硬化型コーティングの摩擦係数を測ると計測100回あたり約0.07~0.43μkとなります。
施工直後は、摩擦が低く保護効果の高さを感じますが計測40回目くらいから急激に摩擦係数が上がってしまいすぐに何も塗っていない状態とほぼ同じ数値になってしまいます。(およそ手洗い洗車3~5回目程度で何も塗っていない状態のボディと同じ摩擦係数になる)
室内保管の車両で洗車をしないでも綺麗に維持できる車両であれば無機硬化型コーティングのみでボディを保護しても問題はないのですが屋外保管や普段から走行している車両では、どうしても洗車が必要となりますのでもっと摩擦係数の低い状態を維持していきたいところです。
ブリスプロスペック 摩擦係数
ブリスプロスペックの摩擦係数を計測してみますと計測100回あたり約0.03~0.05μkと驚異的に摩擦の低い状態を長期間維持できることがわかります。
この状態であれば洗車しても傷つきにくく、また汚れの落としやすいボディになっていると言えます。特に屋外駐車の車両やこまめに洗車される方には、自動車ボディ表面がこの状態になっていることをお奨め致します。
ブリスX 摩擦係数
普段使用している車両や屋外保管の車両は雨やホコリで汚れてしまいますので定期的に洗車することが必要となります。
最上級の状態を長期間維持するメンテナンス方法として「ブリス」「ブリスX」「ブリスNEO」を洗車時に上塗りし犠牲被膜を作り「プロスペック」のコーティング被膜を守ることも同時にお奨めいたします。(3~6ヶ月に1回程度)
犠牲被膜を作っておくことで「ブリスプロスペック」のコーティング被膜も長期間ダメージを少なく維持できますので効果期間を延ばすことができ最上級のボディ状態を永く楽しむことができます。
ブリス社の答え
こうした検査数値・試験結果・視認による確認で、ブリスジャパンカンパニーが導き出した自動車を本当に綺麗に輝かせ塗装を保護する答えとは
塗装面を「リセット」で研磨し平滑な状態にしてから「プロスペック」でコーティング保護すること
です。
「リセット」で研磨し水垢や繊細傷を落とし塗装面を平滑にすることで「プロスペック」の定着も良くなり光沢も上がり保護効果も高くなります。
無機硬化型のコーティング剤を使用すると傷が入りやすくなってしまい水垢が付きやすく、また日光照射によるウォータースポットも発生しやすくなってしまいます。
「プロスペック」には十分な保護効果があり被膜を厚くしすぎないことによる透明度の高い光沢感を感じることができます。
施工も容易にできコーティング硬化までに水に濡れても問題ないので屋外駐車にも対応し洗車の都度、使用することも可能です。
しかし「プロスペック」によるコーティングのみで完璧にボディを保護できるのは、あくまでも自動車塗装面が傷んでいなければの話です。
自動車のボディは鉄板の上にボディカラーの塗装が塗布され、その上にクリア塗装(透明の塗装)が塗られています。(※ソリッドカラーのボディは塗装色のみを厚めに塗っています。)経年劣化による塗装酸化や洗車傷等、自動車の塗装表面は綺麗に見える車両でもガタガタに荒れています。
特に塗装が酸化している(ボディ表面に白い粉が噴いている・白い布でボディを拭くとボディカラーが布につく・ボディが水分を吸ってしまう)状態の場合は「BC-308」を利用して早急にボディ保護し酸化を止めないと再塗装が必要となりオリジナルカラーを残すことができなくなってしまいます。
※一般的な自動車のボディ塗装の寿命は約10年と言われていますが使用状況やメンテナンスの方法次第で短くなることもありますし大幅に寿命を延ばすこともできます。
「BlissEBA」製品ラインナップはボディを強固に保護し平滑度を限界まで高めて光沢を上げることを目的に開発されました。プロの施工店と同じ性能の製品を一般ユーザーも使用できるように調整いたしましたので施工は従来の「ブリス」よりも難しく手間もかかりますが強固な保護効果を体感できます。
まず「無機硬化型コーティングBC-308」を使用してクリア塗装に入った洗車傷や酸化部分を埋めて塗装面の補強・保護を行います。
この作業を行うことで繊細傷や酸化スポットの補修を行った綺麗なボディを長期間維持することができるようになり今後の手入れも格段に簡単になります。(無機硬化型コーティングはある程度の研磨で平滑性を出せる厚みを持たせております)
特に塗装酸化部分を埋めて現状以上に酸化が拡大しないようにする作業は大事な愛車を永く楽しむうえで必須の作業です。ここで手を抜くといずれは塗装がボロボロになり再塗装することになってしまいます。(そのまま放置すると錆が拡がり場所によってはレストア不可能になってしまうこともあります)オリジナルカラーを守るためにもベースコートの作業は丁寧に行いましょう。
「無機硬化型コーティングBC-001.BC-308」は、厚みに特化したコーティング剤です。
持続期間は長いのですが汚れや傷が付きやすいところがデメリットですので上に「プロスペック」を施工しベースコートやボディを保護します。「プロスペック」のコーティング被膜厚はベースコートより薄く粒子が細かいのでより細かい凹凸を埋めることができ透明度と光沢感が高くベースコートよりも硬いコーティング被膜を形成できます。※「プロスペック」は平滑な部分に施工することで最大限の光沢と効果期間が発揮されます。
無機硬化型コーティングで塗装を補強しベースコートの保護と汚れを付きにくくし光沢を出すためのトップコートとして「ブリスプロスペック」を施工することでお互いのデメリットを補うことができます。日々の洗車メンテナンス時に「ブリス」等で犠牲被膜を作っておくことで最良の状態を長期間維持することができます。これがブリスジャパンが提唱する本物のボディ保護・光沢付与です。是非B.EBAシリーズでこの「本物の保護」「本物の光沢」を貴方の愛車でも体感して下さい。
製品概要
品名 | ブリスプロスペック |
用途 | 自動車ボディ用保護光沢剤 |
成分 | ケイ素系ポリマー・ガラス繊維素・変性シリコン ブリスプロスペック |
付属品 | 施工用スポンジ 極細繊維クロス |
使用上の注意
- 水垢等の汚れを落とさずにブリスプロスペックを使用されると、汚れが落ちにくくなりますので、必ず、使用前に汚れをしっかり落としてください。
- よく振ってからご使用ください。
- 肌の敏感な方は保護手袋をご使用ください。
- 使用後はキャップを完全に閉めてください。
- 高温の場所や直射日光のあたる場所には保管しないでください。
- 室温で保管してください。
- 強風時は使用をさけてください。
- 幼児の手の届かない所に保管してください。
- 眼に入った場合は流水で良く洗眼し、医師の診断を受けてください。
- 誤って飲み込んだ場合は、コップ1から2杯分の牛乳か水を飲む等の処置をし、ただちに医師の診断を受けてください。